PCで、Googleフォトを見ていたら、
懐かしい写真が出てきて、
現在から遡って、過去まで見ていった。
Googleフォトは、特定の人物にフォーカスした写真を、
膨大な写真の中から抽出して見せてくれる。
しかも、時系列で。
いつもは、子供やその他にフォーカスした写真を見ることが多いのだが、
今回は、自分にフォーカスした写真を追っていった。
すると、
当たり前なのだが、
自分が写真の中で、だんだん若返っていく…
とっても自然に、だんだんと。
違和感なく、
写真の中の自分が、今の自分と重なる。
そして、改めて気づく…
私、年取ったんだなと。
普段は、あまり年取った気がしてなかったのだけど、
写真の中で、私、確実に年を取ってるなと。
だけど、嫌な気はしない。
若い私は、ちょっと可愛い気もするけど、
いろいろ悩みも深い顔をしてるなと。
今の私は、たしかに年は取ったけど、
もっと穏やかで優しい顔をしてる気がする。(自分で言いますが)
ただ年を重ねただけじゃない。
その間、やっぱりいろいろあったし、
あの頃想像しなかったような、
大変なこともあったけど、
なんと言うんだろう…
何があっても、なんとかなるなと、
どこかで知っているし、
悩んでも解決しないことを知っている。
大変な時期も、
こうやって毎日を普通に生活できること、
家族が変わりなく過ごせることの有り難さとか、
助けられてるな、支えられてるなと、
身にしみたり、気づいたりしてきた。
それが、
今の穏やかさに、繋がっているんじゃないかな…
若いときは、
「なんとかしなきゃ」と頑張って、
それが、空回りしたり、裏目に出たり…
悲しい思いもたくさんしてきたけど、
今は、年を重ねた分
優しい気持ちで、
周りも自分も見ることができたり(できなかったり)。
写真の中の自分を見ても、
「あぁ、頑張っていたんだな。かわいいなぁ」
と、愛(いと)しく思う。
今も、頑張っているんだけど、
どこか力が抜けたのか、
だいぶ、生きやすくなった。
人生の課題は、今もいろいろあるけど、
人生のステージのそれぞれに、課題はつきもので、
その課題にどう取り組むかだなと、思う。
課題があることは、悪いことじゃなくて、
夏休みの宿題と一緒。
それをひとつひとつ、クリアしていくうちに、
見えなかったものが見えてきたり、
感じなかったものが感じられたり、
逆に、
見えすぎて苦しかったもの、
感じすぎて苦しかったものが、少し客観的見えてきたり、
人生は、そうやって、
深くやわらかく、進んでいくんだなって。
よく、
若いうちは尖っていたのが、
年をとると丸くなると言うのは、そう言うことかなって。
私も、まだ人生半ばで、
まだまだ人生は進んでいきますが。