お彼岸ですね。
お墓参りに行きました。
老人ホームに入っている母が、
以前は、足繁く通っていた霊園。
今は、足腰も気力も弱って、
今年初めて「行きたいけど、行けない」と。
母以外の家族で、お墓参りに行ってきました。
久しぶりに訪れると、
なるほど…少し足が遠のくと、
こんなになるんだなと。
墓石の掃除をし、
お花を生けて、線香を…
としていると、
母から電話がかかってきて、
「今日、何か約束してたかしら…?」って。
母は、今はもういろいろ覚えていられなくて、
今日、お墓参りに行くよと言ったことも、覚えてないと思っていたのに…
しかも、グッドタイミング!
「ちょうど今から、お線香お供えして、お参りするところだから、
お母さんも、電話でどうぞ」
と声をかけたら、喜んでしてました。
「何かお知らせが来たのかね〜」と。
そして、
お参りが済んで、車に戻ると、
フロントガラスにポツポツと雨が当たりだして、
しだいに土砂降りに…
「お参りが済んで、車に戻るまで待っててくれたんだね〜」
と、わたしが言うと、
19歳息子が、
「そんなことあるわけないだろ」と。
ちなみに、
息子は、今回、
「こんな石にお参りしたって意味ないから、掃除もしない」
と言っていたのだけど、
なあなあで、ちょっと手伝ってくれました。
前回までは、進んで手伝ってくれてたんですが、
お年頃でしょうか。
なかなかお参りもしないので、
わたしが声に出して、
「おじいちゃん、ご先祖様、いつもありがとう。
お陰様で、家族みんな元気で暮らしています」
と言ったら、
つられて、息子も手を合わせたのを、
微笑ましくチラッと見ながら、
つづけて、
「(息子)もお父さんも頑張っているから、
楽しみにしていてくださいね」
と言うと、ふたりとも神妙な顔してました。
「そちらもどうぞ安らかに。また来ますね」
ここで、二人の関心は他に移ってましたね。
まぁ、お墓参りに付き合ってくれるだけ、
ありがたいです!
ふたりとも、心の中では、
感謝しているんですよね。
と言うことで、
今回のお墓参りも、無事終わりました。
お墓、少し汚れていたので、
母は来れなくなりましたが、
もう少しまめに来なきゃなって思いました。